作品紹介

稲川淳二の怪談
MYSTERY NIGHT TOUR Selection18
「蛍 火」~心を癒す怪談集 Ⅱ~
2017年 6月9日発売
<MNT-18>
¥2,500 +(税)
怖いばかりが怪談ではない。優しさや思いやりや癒しがそこにはある。
“稲川怪談”不朽の名作「蛍 火」を含む全6話収録!
- 1. Introduction
- 2. トマト畑 (2009)
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トマト畑の向こうに広がる入道雲。
風に揺れる白いワンピース。
少年時代の淡い思い出。
稲穂の香る夏の風は穏やかで、あの頃のままだった… - 3. 宿り霊 (2015)
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地方から上京して来た二人。
すれ違う日々のくり返しと、その末の悲しい結末。
男の思い、女の情。
二人が暮らしたこの狭い部屋には、尽きることのない思い出が残されていた… - 4. 身代わり人形 (2000)
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和歌山県にある淡島神社の宮司さんから聞かせて頂いたお話です。
婦人病や安産にもご利益のある神社なんですが、実は人形神社としても
その名を全国に博しておられますよね。
これまでにもたくさんの不思議なお話を聞かせて頂きましたが、
本当にいいお話ばかりなんですよ。
何せ歴史がありますもんね… - 5. 五月人形の思い出 (1997)
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私の怪談の中には、異なる時間軸が錯綜するような不思議な話がいくつかあります。
家族の愛や親子の絆というものは、時空をも超えるものなんでしょう… - 6. 津軽平野 (2014)
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津軽平野の降りしきる雪の中で、自らの命を絶った一人の女性。
霊となって雪国をさまよう理由は…?
ポケットの中には、わずかな小銭とファミリーレストランのレシートが残されていた… - 7. 蛍火 (2007)
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「カズくん、お姉ちゃんと蛍狩りに行こうか…」
幼い甥を連れて蛍狩りにでかけた。
明かりの下で、この子を見ているのが辛かったから…
※年号はツアー発表時のものです。