作品紹介

稲川淳二の怪談
MYSTERY NIGHT TOUR Selection21
「暗闇の大鏡」
2020年 6月5日発売
<MNT-21>
¥2,500 +(税)
- 1. 宿坊 (2017)
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都会の喧騒から遠く離れた奥多摩の山頂にある宿坊。
毎年冬が終わる頃、私はいつもひとりで訪れて、
書きものやまとめものの作業をしていたんですよね。
空気は澄み渡っていて、心が洗われるようないいところなんですよ。
でもね、陽が落ちるとね…、いろんなことが起こるんですよ… - 2. 職員トイレ (2015)
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恐怖物のドラマ撮影のロケ中に体験したというお話を聞かせてもらいました。
夜の田舎の廃校ですからねぇ、そりゃぁ雰囲気があるでしょうねぇ。
昔、よく一緒にテレビの仕事をしていた方々と久しぶりにお会いするとね、
こういったおもしろいお話を、みなさん聞かせて下さるんですよ。 - 3. キャンプ (2011)
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長野県の湖のほとりにあるキャンプ場。
夏休みに自転車で訪れた二人組の高校生。
大自然の中には不釣り合いな赤色灯。
やがて、蝉の声が遠くに聞こえる長い夜を迎えた… - 4. 赤い下駄 (2019)
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私がまだ20代の頃に聞かせてもらった短いお話なんですがね。
なんとなく幻想的で、昭和時代の懐かしい土の匂いがするような作品ですよね。
私はこのお話の持つ空気感が、なんとも言えず好きなんですよねぇ… - 5. ずっといる霊 (2008)
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たまに自分の家でおかしなことが起きる。
そんな経験、みなさんにもあるんじゃないですかねぇ…
もしかしたら、あたりまえに暮らしている家には何かそういうものがあったり、
得体の知れないものがいたりするのかも知れませんねぇ。
私もそんな体験を何度もしたことがあるんですよ。
なんかおかしい?、なんかへん? ってことがねぇ… - 6. 暗闇の大鏡 (2013)
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人里離れた山林の中に隠れるように建っていた大きな屋敷。
自分の運命を呪いながら、あかりも点けずに暮らしていた、今は亡き独りの女性。
肉体は滅びても、怨や念というものは永遠に残り続けるものなのでしょうか…
「今まで行った場所で一番怖かった場所は何処ですか?」って、
私はよく聞かれるんですが…、間違いなくこのお屋敷だと思いますね。
私にとって最恐の心霊探訪でしたね…
※年号はツアー発表時のものです。